リセットするための知識まとめ レイアウト・低床編
アクアリウム熱が止まらないうちにブログをたくさん更新していこうと思ってます。
水槽台の投稿の後にリセットの投稿だなんて内容としてはとっても贅沢になっております。
さて、
今回は
60cm水槽のリセットです。
リセットしようと思ったキッカケ
最初に水槽を立ち上げてから半年?くらいが経過していたのですが、ソイルは潰れて、いろんなコケ類がわんさか蔓延っている状態になってしまっていました。
水流の流れもまばらで、強いところには黒髭ゴケが。弱いところは止水レベルまで留まり、アオミドロが・・・・。
生体や水草も買っては水合わせ、買っては植栽と好き勝手に(あるいは計画性無く)やっていましたのも原因のひとつでしょう。
今までこんな環境があったらこの子たちは喜ぶだろう・・・とちっさな壷入れてみたり、ウィローモスを入れてみたりしましたが、環境のバランスはどんどん崩れていくばかりでした。
今回のコンセプトとしては「綺麗に見せる」ということに重点を置いてみました。
前回の立ち上げ時には石でも置いとけばいいや~とか思っていたのでレイアウトは適当だったのですが、今回はしっかりと考えて構築してみたのです。
今回使用するのは流木、石でレイアウトを作っていくには60cm規格だと奥行きが足りないことと持っている石の素材が大きすぎたため流木でレイアウトをすることにしました。
以前の投稿での前景草選手権、優勝はキューバパールグラスに。 |
まず、基本的にレイアウトは片側、両側、凸型の三種類に分けられると言われています。
バランスよく見せるためには3:2のレイアウトにすると良いとされているのはご存知の方も多いはずです。これは黄金比という誰もが綺麗だと思う数値のようです。詳しくはググるといいんですが、横幅を62:38の比率で物を配置すると綺麗に見えるそうな。この基本的なレイアウトを頭の中でイメージし、実際に出来るのかどうか考えました。
片側にする場合はなだらかに空間を見せていくレイアウト。
その見せ方、区切りを3:2にすると綺麗に見えるようです。片側レイアウトとは言いつつももちろん片側からまっすぐに何も無い状態になるのはあまり綺麗に見えませんよね。
なので、水草の育ち方やこれからのトリミングを考えて配置し、育てていかなくてはなりません。
両側ならば単純に両側からの水草の「谷」を3:2に持っていこうと考えました。
ただ、どちらの側も植栽については気をつける点が多く、あまりバラバラに植栽していって統一感がなくなるのも良くないので難しいかと思います。
その中で前景・中景・後景を考えるのはとても難しい・・・。
凸型レイアウトの場合、センスが問われます。
ある意味華道に通ずるものがあるので初心者向きでないことは確かです。
ADAから出している侘び草なんかを置くのも手ですが、そこからのトリミングも考えていくと陰性の水草の方がいい気がしますね。
僕の育てたい水草は光をいっぱい浴びて、たくさん伸びます!という茎のしっかりした有茎水草になるのであまり向かないかもしれないです。
この中から自分のやりたいレイアウトを決めていきます。
もちろん自分の持っている設備に見合ったもので考えていきましょう。
給水排水ポンプやヒーターの位置も水草の中に隠すのか、見せるのかでも大きく変わってくると思います。
僕の場合、初心者の段階なので3:2に流木を持ってきて片側に流していく「片側レイアウト」を選択しました。
ちょっと息抜きに詫び草「かれん」です。文字ばっかりで嫌になっちゃいますね。 |
レイアウトを考えてみて次に土台(低床)を作っていきます。
水草や流木を配置する前の段階を作り上げていくのですが、これもまた難しい!
選択肢はソイル・砂・何もなし(ベアタンク)の3種類ですが水草を育てたい僕はソイル一択です。
遠近法を考えると奥に行くにつれて低床の高さを盛っていくのがセオリーですが、片側レイアウトのため左手側の奥のソイルは盛らずに、右側を重点的に盛っていきます。
この段階で給水排水のパイプは左上に確定しますね。
盛り方について僕は以前「パミス」と呼ばれるものを使いました。
簡単に説明すれば、ソイルを節約するための「かさまし」です。
それ以外にも嫌気層(水流が無く、酸素が行き渡らない止水域)が少なくなることや、バクテリアのコロニーになるなどといった意見もあるそうですが、難しいことは考えず挑戦してみましょう!
パミスには洗濯ネットに入れた軽石が主に使われます。中には人工芝を使う方もいらっしゃるそうですが、少数派になります。今回は軽石でやってみました。
まず水道水ですすぎます。
この季節には苦行としか言いようがありません。
そしてネットに詰めていきます。が、こと60cm規格水槽に限って言えば詰めすぎないほうが後々楽になります。形をうまく作っていかないといけないので細かく分けて使っていきましょう。僕はそれで二度手間、三度手間になりました。
パミスであらかた盛る位置を決めたら、園芸用ネットなどで保護しておいて、石や流木を配置してイメージを膨らませてみます。
僕のイメージでは流木は高い位置にあったので、まずはソイルの山が崩れないように小石で柵を作りつつ、ソイルを入れていきました。
この小石の柵が非常に重要です。必須事項だと思っていただいて構いません!これのためにも小石はたくさん用意しておきましょう。本当に大事。
使ったのはアマゾニアのノーマルタイプです。
レイアウトが完成、しっかり盛りました。 |
ここからが正念場、水草の植栽についてですがそれについてはまた次回。
実際リセットとなるとベアタンクに外部ろ過装置・ヒーター・生体を移動したり、それの換水をしたりとだいぶ大変です!
そんなリセットがスムーズにいくように下調べや失敗談は情報として集めておきましょうね!
ちなみに僕は失敗談としては最高傑作に収まってます!
パミスとソイルをぐちゃぐちゃに混ぜて注水後、パミスが浮いてきました。
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